新年のごあいさつ
千葉県農協健康保険組合

理事長 林 茂壽
 被保険者ならびにご家族の皆さま、あけましておめでとうございます。希望に満ちた新たな気持ちで新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
  さて、昨年を顧みますと、夏の記録的な猛暑のなか、参議院議員選挙で自民党が大敗し、秋には安部前首相の突然の辞任、そして福田内閣の誕生と、政局に混乱が走ったことが印象的でした。また、経済面では、雇用情勢に明るさがでてきたことで、社会全体にわずかながら活気が戻ったように感じられた年でもありました。
  そのようななか、健康保険組合の財政を全国的にみてみますと、平成18年度決算見込みでは健康保険組合全体で4年連続の経常黒字となりました。しかし、全体の3割ほどが経常赤字から脱却できていないという厳しい現実もみられます。 
  本年は、健康保険組合などの医療保険者に義務づけられる、40歳から74歳までの方を対象とした新しい健診・保健指導がスタートします。また、医療制度改革の柱の一つである新しい高齢者医療制度が始まります。健康保険組合にとってこの一年は、新しい健診・保健指導の実施や高齢者医療制度への支援金・納付金の負担が始まるなど、まさに大きな転換期となるでしょう。
  このように、健康保険組合に求められる役割はますます大きくなっていますが、当健康保険組合では、皆さまの疾病予防、健康づくりを支援するための健診や健康づくり事業をよりいっそう充実させていく所存です。
  被保険者ならびにご家族の皆さまにおかれましては、当健康保険組合の実施する健診や健康づくり事業に積極的にご参加いただき、健康保険組合の事業活動にご理解とご協力を賜れば幸いです。
  最後になりましたが、皆さまのますますのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。