新年のごあいさつ | |||
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謹んで初春のお慶びを申し上げます
被保険者ならびにご家族の皆さまには、明るくお健やかな新春をお迎えのことと心よりお慶び申しあげます。 また、平素より当健康保険組合の事業運営に格別のご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。 さて昨秋は衆議院の解散による総選挙が行われ政権与党が圧勝しましたが、その過程で野党を含めた各政党から社会保障をめぐるさまざまな政策が提案され、今後それらの精査と持続可能な制度設計に向けた活発な議論の動向が注目されています。 「全世代型社会保障制度」の構築に向けて、高齢者に手厚く、現役世代に負担が重い現在の社会保障をどう転換させるのか、少子高齢化が加速する待ったなしの社会保障制度改革において、実効性の高い政策の早期実現が求められています。 そして私たち健保組合を取り巻く環境もその厳しさは一層増しています。急速な高齢化の進展で全国の健保組合においては保険料収入の4割を超える巨額な高齢者医療制度への負担が生じています。また、医療の高度化や革新的新薬の登場による薬剤費の高騰で医療費負担が増加し、健保財政の逼迫に拍車を掛けています。 医療費は直近の平成28年度の概算医療費で見ても41・3兆円と史上稀に見る高水準を続けています。 こうした状況下、健保組合は本年大きな転換期を迎えます。具体的には平成30年度からデータヘルス計画の本格稼働である第二期がスタートし、特定健康診査等の第三期実施計画期間に入ります。これらにより健保組合はこれまで以上に実効性の高い保健事業の展開・強化が求められることになります。 当健保組合としましては、レセプト点検・データ分析に基づくデータヘルス計画の充実強化への取り組みをさらに推し進め、特定健診・特定保健指導の受診・実施率の向上についても数値目標等を掲げた上で、より有効な保健事業を実現してまいります。 皆さまにおかれましても、当健保組合の事業のご活用等を通じて健康な日々を送っていただき、それが結果的に医療費の節減に結び付くことになれば保険者機能を担う当健保組合としましても大変幸いです。 最後になりますが、本年が皆さまにとって実り多き一年となりますようお祈り申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。 |